香港は、中国の特別行政区として中国本土とは異なる法制度が適用され、自由でオープンな経済環境が整えられています。国際的なビジネス、貿易、金融のハブ拠点として、中国本土のビジネス統轄や中国本土と東南アジアを結ぶ拠点として活用されています。また、香港は居住者720万人に加え、年間5,930万人（内中国大陸4,580万人）の来訪者のある巨大な市場としての魅力を持ち、中国・アジアのトレンド発信地としての機能も有しています。
今回は、香港のビジネス環境や、香港を活用したアジアでのビジネス展開をご紹介するとともに、香港活用企業の実態についてご紹介し、ビジネスの可能性を探ります。多数のご参加をお待ちしております。

１．「香港における『和文化』のトレンド～その現状と展望」
　　　講師：伊東　正裕　香港貿易発展局　大阪事務所長
　　　味の素で中国関連の業務を14年担当後、2006年より香港貿易発展局に入局。
　　　中小企業の中国・香港進出のコンサルティング業務に従事。
　　　2007年5月東京事務所次長、2012年1月より現職。同局は、香港政府設立の特殊法人。
　　　香港・中国企業の貿易促進や、香港・中国を活用した海外企業のアジアビジネス展開を支援。

２．「こと京都株式会社の海外販路開拓の現状」
　　　講師：宮川 光太郎氏　こと京都株式会社　営業部・管理部　部長　　　
　　　京都府生まれ、自動車メーカー勤務を経て、農業へ転進。
　　　１１年間東北の農業法人での勤務の後、平成２３年入社。
　　　営業部門、管理部門を統括、新規事業の立ち上げや設備投資を担当。
　　　平成２７年に岩谷産業と京野菜の冷凍加工を行う「こと京野菜株式会社」を合弁にて設立、同取締役に就任。