FUKUDAでは、IBCローリーサービスや残量検知システム等を組み合わせ、従来のドラム缶によるエンジンオイルの一括販売ではなく、必要な時に必要な量だけお客様のもとで量り売りする独自の配送システムを構築してきた。

現在、潤滑油メーカーでは物流業界における人材不足の影響などで、地域の小売店までのラストワンマイルで商品の配送遅延や未着などが頻繁に発生している。こうした課題に応え、これまで培ってきたノウハウとネットワークを生かし、潤滑油メーカーと地域の小売店、エンドユーザーまで、物流を総合的にマネジメントする新たなサービスを展開する。

セブンズと共同開発した独自のAIシステムを用いて、全国の小売店が管理する車両情報管理データ（オイル交換時に使用した商品、数量、交換時期など）を集約・分析し、潤滑油メーカー向けに提供。今まで取得できなかった未端の実需データを活用することで、潤滑油メーカーは「いつ、どこに、どれだけ売ればよいか」という需要予測の精度を高め、生産計画や配送計画の適時化、在庫量調整など業務の効率化に役立てることが可能となる。IoTによる発注集約のマネジメントシステムを導入し、地域の小売店がエンドユーザーにスムーズな商品提供・配送を行える環境を整え、業界が抱える課題を解決に導く。