トピックス

[知恵ビジネスレポート] (株)さくら・(株)和光舎

 

京都ならでの地域の特性や強みを活かし、新たな価値観を創出している元気な事業者を紹介します。


空き物件をゲストハウスに活用
株式会社さくら[下京区]

http://www.a-sakura.co.jp/

旅行スタイルが多様化するなか、簡易宿泊施設は新たな海外旅行客の受け皿として期待されている。不動産賃貸借業を営む同社は、テナントビルの運営・管理ノウハウと遊休物件を活用し、バックパッカーと呼ばれる個人旅行者を対象としたゲストハウス「A-yado」を祇園に開設。一泊2500円ながら、観光地に近い交通至便な立地条件や清潔で行き届いたサービスが、外国人に好評を得ている。特段の広告を行っていないにもかかわらず、海外のブログやSNSなどで話題となり、開業以来高い稼働率を誇る。


寺院ニーズを掴む法衣の丸洗い
株式会社和光舎 [伏見区]

http://www.wakohsha.com/

現社長は前職時代、保険外交員として寺院への営業活動に従事。そのなかで、法衣や袈裟の洗濯・補修に苦慮している現状を多く耳にしたことから、平成6年同社の創業に至る。和装の伝統的な洗濯・補修に携わる職人やクリーニング業者と共に専用溶剤や手法の研究を重ねた結果、古い法衣でも生地を痛めない丸洗いとしみ抜きの技術を開発。また、顧客の要望に応えて、金襴や刺繍が施された袈裟の補修などのサービスメニューを充実させ、寺院からの信頼を獲得。現在その取引先は、全国7000件以上に及ぶ。


[知恵ビジネスレポート] 京都新聞(8月31日朝刊)掲載  

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