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ヒアリングレポート32
株式会社 リーフ・パブリケーションズ
| 代表者 | 代表取締役 中西 真也 |
|---|---|
| 所在地 | 京都市中京区烏丸通三条上ル メディナ烏丸御池4F |
| 会社概要 |
 「月刊誌Leaf」の編集・発行、「LeafMOOK」ムックシリーズの編集・発行。販売促進の計画・実施、マーケティング。 |
| WEBサイト | http://www.leafkyoto.co.jp/ |
取材日／対応者：平成21年1月14日（水）／ 代表取締役 中西 真也
京都情報をすべて集約できる仕組みの構築。地元行政・団体とも強い連携。
マーケティング・企画・制作や総合セールスプロモーション事業も手掛けるなど情報力の強みを活かした事業展開力。
顧客ネットワークを活かし広告収入主体の情報誌創刊
現社長は京都に特化して宣伝広告を主体とした情報誌が創れないかという構想を描き、前職で知り合った顧客とのネットワークを活かしスポンサーになってもらい、情報誌『Leaf』を立ち上げる。広告収入を集めることで、情報誌発刊のリスクヘッジを行うことを考え、営業とプロデュース活動に努めて来た結果、現在、売上全体の70％が広告収入、30％が書籍販売関連というように、広告収入で固定費を賄い、書籍の販売収入を利益にするという事業スタイルを確立。
地元密着の取材活動による「京都」の強みに徹底してこだわる情報誌づくり
情報誌のコンセプトを「京都」「女性」として、競合する雑誌が数多く存在する中で、地元京都に密着した情報ネットワーク網を武器に内容で他誌との差別化を図る。また、女性は25歳以上のOLなど消費意欲の強い層をターゲットにすることで発行部数の増加に結びつき、実際に掲載したお店にも足を運んでもらえる。それが、広告主から再び広告を掲載してもらえるという好循環を生んでいる。出版不況といわれる中、実売数は対前年比5％増で推移し、全国の情報誌の中でも注目される存在という中には、京都に徹底してこだわって情報誌づくりに取り組む地域に根付いた企業の知恵がある。
魅力ある企業ブランド力で人材確保、アイディアを生み出す職場環境の構築
優秀な人材には自然と質の良い情報やお金が集まる。そんな人材が集まるよう会社のブランド力構築に注力している。また、企画力や発想力が重要な仕事のため、社員から新しい発想が出てくるよう自由で縛らない職場の風土づくりに努めている。「事業の根底は人」と社長が話すように、人を伸ばして束ね、総合力で勝負することでアイディアが生まれる。
2002年 ムック「町家でごはん」が全国で10万部を突破ベストセラーになる。
2007年 沖縄の出版社「沖縄JOHO」をと資本提携し子会社化。
2007年 創刊記念号がエリアタウン誌として全国初の10万部突破。
2009年2月 京都市と提携し京都市内活性化を目指すフリーペーパーを発行。
