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ヒアリングレポート26
株式会社 俄
代表者 | 代表取締役社長 青木 敏和 |
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所在地 | 京都市中京区福長町105 |
会社概要 |
宝石・貴金属製品の製造卸・小売 |
取材日/対応者:平成20年12月16日(火)/ 代表取締役 青木 敏和、広報企画課長 渡辺 淳
「京都モダン」をコンセプトに日本的な間・簡素美・素材感をジュエリーで表現
京都が持つ言葉のイメージ価値をブランディングに価値付けできる
「日本・京都」の持つイメージ価値をブランディングに活用
彫金教室からスタートし、その後アトリエ、会社を持つ。彫金教室で培った人材と技術をメーカーとして活用し、高品質でデザイン性の高いジュエリー製造することにより、大手企業からの仕事の依頼が舞い込むようになる。
2000年にアートへの関心が高い地域であるニューヨーク・ソーホー地区へ出店し、新鮮なデザインを武器に少しずつ受け入れられるようになる。「日本・京都」発信のブランドがニューヨークで顧客に受け入れられることで、国内での「イメージ価値」を創り出し、同時に顧客の信頼獲得にもつながる。また、京都鴨川沿という立地での「ロケーション価値」を築き、さらに商品には「デザイン力」と和名による「メッセージ性」に趣向を凝らした。京都から、ニューヨーク、東京へ発信し、「直営店」で更に深みのあるブランディングを進めた。「日本・京都」にこだわった価値創出が活かされて、ブランディングに結びついている。
メーカー、卸売で成長し学んだ商品をブライダル市場に投入する
商品はもちろんビジュアルのデザインまでインハウス(社内)で行い、ベーシックで女性的なものが多いブライダルジュエリー市場で、自社の特徴であるユニセックス的なデザインが、男性・女性を問わず受け入れられる。国内ブランドを追随するのではなく、海外トップブランドを競合相手と捉え、今後はブライダル市場だけでなく、ファッションジュエリー業界での顧客創造と商品価値を追及していく。独自のデザイン力と技術力を活かした商品価値を顧客にしっかりと伝え、最終商品販売に成功した。
ジュエリー専門誌「ジャパン・プレシャス」(矢野経済研究所発刊)のジュエリーブランド評価第9位(国内3位 1位ハリーウィンストン,2位カルティエ)、国内13店舗,海外3店舗