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ヒアリングレポート22
ジャパンリード株式会社

代表者 代表取締役社長 安本 真樹
所在地 京都府宇治市伊勢田町井尻51?3
会社概要
  • 会社設立 1964年6月
  • 資本金 1,000万円、従業員 6名
  • 年商 約8千万円
事業内容
ESL語学教育ULTRAKIDSスクール運営、学校向け語学・経済・情報教育教材・カリキュラム企画・制作・販売、企業向け教育関連商品企画コンサルテーション 他
WEBサイト http://www.japan-lead.com/

取材日/対応者:平成20年12月5日(金)/ 代表取締役 安本 真樹

強み

今までに無い新しいサービス(教育)創造、競合他社の無いマーケット(市場)作り
教育の初心者と言う弱みを、親のプロとしての強みに変え、親子どもに求められる教育提供

知恵のつかいどころポイント

海外経験と親としての思いが形となって発足した新たな教育事業

もともとは電子部品用リード線・リベット製造業。特殊金属の精密部品加工を得意とし、原子力発電施設用の特殊金属リベットでは国内トップシェア。現社長は親の会社を継いで二代目経営者となったが、自身が技術者でない苦悩、また下請企業としての事業展開に対する模索の中、主要発注先から会社の中国進出と更なる設備投資を迫られた。高校・大学時代の長期留学経験で得た教育から、4人の子どもに金銭などの有形財産では無く、無形の「失うことの無い財産」である教育を残したいとの決意から、主要発注先との縁を切り、デザイナー時代のブランド事業や海外経験を生かした教育事業部を2001年に設立、第二創業に活路を求めた。自身の経験と現状からの気づきが、教育の初心者であるにもかかわらず、「親のプロ」として新たに教育事業を発足させる発想を生んでいる。

他と競合せず、差別化した取り組みが新たな教育事業を創造

市場開拓型・流通販売段階

使われていない広大な学校施設と最先端教育機材を利用して、まったく新しい教育を作れないものか?しかし、前例の無いその発想の実現には、法的制約など様々な障害が立ちふさがった。ねばり強い弁護士との相談、行政への働きかけにより中小企業経営革新支援法の認定を得、初めて民間企業による学校遊休施設および設備の有効活用事業である土曜学校が始まった。また、「与える教育」から「分かち合う教育」への変革を求め、そのユニークなアプローチから様々な学校から声が掛かるようになり、学校の特色作り・ブランディングを行うようになる。新規参入が困難といわれる教育産業で、他と差別化した取り組みが新しい市場を開拓し、成功に結びついている。

顧客のすべての問題に解決案を用意し相手が「NO」と言えないサービス提案

市場開拓型・企画段階

事業展開を行う上で、顧客(学校)に「何でお困りですか?」と聞くと、「人・モノ・カネの全てで困っている」と返事をされる。そこで、「人」は講師・人員を派遣、「モノ」は特徴ある教材を提供し、「カネ(費用)」は休日に学校で講座を開き会場の使用料等で工面するという3つの問題に対して全てを提供する企画提案を行い、相手が「NO」と言えないソリューション販売を構築し、営業活動に成功している。

成果・実績

関西圏有名私立小中高大学への人員・教材・収益事業の提供とコンサルテーション。
新聞社・企業等の教育関連商品企画や経済教育カリキュラム作成。企業と学校教育のコーディネート。

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