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ヒアリングレポート17
京都試作センター株式会社
代表者 | 代表取締役社長 増田 清 |
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所在地 | 京都市下京区中堂寺粟田町93番地 京都リサーチパーク4号館5階 |
会社概要 |
試作に関する受発注の斡旋業務、インターネット等を利用した通信販売業、試作並びに関連する設計開発の受託業務など |
WEBサイト | http://sisaku.jp/ |
取材日/対応者:平成20年10月9日(火) /代表取締役社長 増田 清
25名以上の試作アドバイザが、京都の知恵を結集、この知恵の結集が、思いをカタチに、顧客満足度を最大にする。
相談や受発注をタイミングよく管理する試作受注支援システム
京都に集積するものづくり技術を活かして試作の産業化に取り組む
京都はものづくのまちであり、幅広い分野にわたり高い技術を持つものづくりの中小企業が集積しているが、単なるシーズとニーズの斡旋だけでは自ずと限界がある。そうした中で、企業500社から成る試作を受注するパートナー企業「京都試作産業プラットホーム」を構成、「試作」という新たな産業において、高い技術を持つ中小企業と顧客の間に入り、提供しうるサービスをきちんと顧客に伝え、満足を与えるものづくりを進めている。
潜在ニーズを掴んだコンセプト固め
以前は各企業が試作を行う部門を持っていたが、経費削減等によってそれがなくなり、「試作」がビジネスチャンスになっている。試作を進める上では、最初の時点で顧客のイメージが固まっていない、もしくは、顧客が取り組みたいことがハッキリしていないということが多く、相手から話を聞き出しながら徐々にコンセプトを固めていくことが必要になる。また、その際、試作の費用面について、後でお互いの理解が食い違わないようにすることも重要になる。試作ビジネスでは、このプロセスの中で、顧客に十分な説明を行い、顧客の潜在ニーズを掴んで満足のいく商品を製造する工夫がなされている。
試作案件と試作パートナー企業の最適なマッチングによる生産
試作アドバイザが、試作依頼の案件と試作のパートナー企業(複数)の最適な組み合わせをサポートすることで、各企業が適材適所で優れた技術を活かしたものづくりに力を発揮する環境を整えている。特に、複数の試作パートナーが参加しないと実現できないような案件で真価を発揮する。
年間およそ700件の見積り依頼、その内の50%の350件が成約(2007年度実績)。
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