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ヒアリングレポート16
京都インターナショナル株式会社
代表者 | 代表取締役 平井 幹人 |
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所在地 | 京都府宇治市木幡御園20?106 |
会社概要 |
ランドリー・レンタル事業部、CP化粧品代理店事業部 |
WEBサイト | http://www.kyoto-inter.com/ |
取材日/対応者:平成20年10月17日(金) /会長 平井 孝樹
機器リース料金が不要で、かつ、売上げに応じた分配金による設備投資の削減。
機器利用料金回収に関する顧客の信頼を高めるハンディターミナルとパソコンによる一括集中管理システム、ガス式乾燥機による従来の電気式を超える乾燥効率。
コインランドリー機器のリユースによる新たなレンタル事業の創出
「真似ではなく独自の事業を考えることができた時に、次の事業展開に取り組むようにしている」と社長が話すように、コインランドリーレンタル事業は、(現在は分社化された)コインランドリー卸売事業展開中に引きとった中古機器の使い道を考える中で頭に浮かんだアイディアである。そして、設備投資(初期投資、機器の買い替え)で困っている顧客に洗濯機・乾燥機の貸し出しを行い、顧客の意見を取り入れることで手応えを掴みながら投資を重ねて事業にまで育て上げた。
メンテナンスやコストの情報開示によって安心を与えブランド化
コインランドリーレンタル事業では、ホテルなどの顧客から定額のレンタル料金は受け取らず、用意してもらった場所に洗濯機・乾燥機を設置して、(顧客はリスクなく)売上から定率分配金がフィードバックされるという"ノンリスクシステム"を採用している。また、自社においては、顧客から場所を提供してもらうだけでビジネスができ、お互いにWin-Winの関係を築くことができるようになっている。サービス提供にあたっては、メンテナンスを含む機器管理・掃除を徹底して行い、利用者がいつでも気持ち良く利用できるようにし、同時に顧客の信頼向上にもつなげる。このように顧客の立場を考慮した事業の着想が、安心という自社のブランドを確立させている。
顧客との接点を大切にすることによる事業の拡大
他に真似のできない信頼度の高いオペレーションのもとで、コインランドリーレンタル事業は進められている。充実したサービスが顧客に評価されることで、ホテルなどでは自ずと系列店に取り引きが広がるなど好循環が生まれている。顧客との接点を大切にして取り組む姿勢が、確かな事業の拡大に結びついている。
近畿を中心に、ビジネスホテル、社員寮、建築作業宿舎、マンション、ガソリンスタンドなど約350ケ所にコインランドリー機器を設置。顧客からの紹介で更に拡大中。