トピックス

ヒアリングレポート12
株式会社 ハッピー

代表者 代表取締役社長 橋本 英夫
所在地 京都府宇治市槙島町目川70番地の1
会社概要
  • 会社設立 2002年1月
  • 資本金 4,250万円、従業員 25名
  • 年商 3億円
事業内容
クリーニング、衣類再生加工業
WEBサイト http://www.kyoto-happy.co.jp/

取材日/対応者:平成20年10月9日(火) /代表取締役社長 橋本 英夫

強み

世界初の無重力バランス洗浄方法(R)
水洗いの長所である洗浄効果と、ドライクリーニングの長所である型崩れ防止という二律背反の問題を解決する画期的な洗浄原理(無重力バランス洗浄方法(R))を考案・発明。方法論特許・機械特許を取得。
クリーニングの生産ラインに導入した水洗いのインダストリアルシステム。

知恵のつかいどころポイント

自ら開発したドライクリーニング機の成功に満足することなく、ゼロから水洗いクリーニングに挑戦、まったく新しい洗浄法を開発

技術開発型・研究開発段階

約30年前、創業者である社長は、自ら開発したドライクリーニング装置を使いクリーニング業を開始、1990年代後半にはハッピークリーニングの屋号で取次店が50店舗近くになるまで事業拡張をした。しかし、水性の汚れに弱いドライクリーニングの洗浄効果の限界を悟り、水洗いクリーニングにゼロから挑戦することを決意、これまでのクリーニング技術に変わる無重力バランス洗浄方法を発明。また、徐々に取次店を減らし、2002年には地域依存による市場の制約から脱却した全国から配送によりクリーニングを受け付ける現会社を創業。新技術をコアとした事業システムで1兆円超の新市場創出を目指し躍進中。

社内ITの導入により受注から納品までをインダストリアル・システム化し、顧客納得の衣料再生修復システム「ケア・メンテ(R)」を構築

技術開発型・生産段階

洋服1点ごとに電子カルテを作成、入荷し梱包箱を開ける時点から出荷に至るビジネスフローと顧客・商品情報・生産管理工程(同期化)のプロセスを一元管理している。受け付けられた衣類は細かく採寸され、汚れ・傷みもチェック。またこの修復に係る費用に関する説明もきちんと行い、クリーニングにとどまらず再生修復した状態で衣服が返送される世界初の衣料再生修復技術「ケア・メンテ(R)」システムを構築。さらに、全工程は12台のビデオカメラに記録されるなど、サービス価値の徹底した見える化により、高価格でも顧客が納得し、これにより、顧客ロイヤリティの向上、高収益性を実現した。

成果・実績

需要創出:創業時の年間売上500万円を6年間で3億円に伸ばし、利用顧客は現在2万5000名。広告宣伝なしで毎月400名の新規顧客を獲得している。

ブランド・企業価値の創造:いずれもコラボレーションパートナーとして、2007年アルフレッドダンヒル銀座本店内にハッピー東京オフィスを、2008年には西宮阪急百貨店内にH×Hケア・メンテ(R)サービス サロンを開設。

一覧に戻る

閉じる