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[知恵ビジネスレポート] (株)鈴木松風堂・(有)イールド

 

京都ならでの地域の特性や強みを活かし、新たな価値観を創出している元気な事業者を紹介します。


 商品の魅力を引き出す紙のパッケージ  株式会社鈴木松風堂
http://www.shofudo.co.jp/

明治26年に創業し、呉服用の巻芯製造で成長した同社は、ライフスタイルの変化を受けて約20年前から菓子用紙函の製造に本格的に着手する。他社にはないものを模索していたところ、本社社屋の大黒柱に飾っていた紙製のおたふくのお面にヒントを得て、立体成型による紙容器の開発に成功。今では積極的な商品開発により年間数百種類もの包装容器を生み出しており、"商品の魅力を引き出し、売上げに貢献する"パッケージとして不況下でも業績を伸ばしている。また、同社の絵手紙パレットはニューヨーク近代美術館(MOMA)のミュージアムショップでも販売されている。


宇宙にはばたく最先端光触媒技術  有限会社イールド
http://www.yield-kyoto.com/

光を使って汚れを分解し、抗菌・消臭・防汚などの機能を発揮する光触媒の技術開発・実用化が進んでいる。創業者である伊藤社長は、現京都府中小企業技術センターに研究生として入所し、 純チタン表面を直接酸化させて皮膜を形成する特許技術を開発。従来の酸化チタンのコーティング皮膜に比べ高性能で長寿命のため、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」内の空気清浄装置への採用が決まっているほか、工業用、民生用などさまざまな分野で活用されている。また、超音波照射と複合することで浄化能力をさらに高めた水質浄化装置の製造・販売にも取り組んでいる。


[知恵ビジネスレポート] 京都新聞(3月23日朝刊)掲載  

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