文化資産を「保存」から「活用」へ　　　株式会社アーテファクトリー
http://www.artefactory.co.jp/

寺院・神社などが保有する文化資産は、年月の経過や環境悪化の影響で劣化が進んでいる。同社は、文化資産を未来へと伝承・活用する「デジタルアーカイブ事業」を展開。、高精細デジタルデータの作成・保存はもとより、画像データを所有者の手を煩わせることなくライセンス管理し、運用している。画像を基にした絵葉書・一筆箋や複製品・書籍などの企画・制作をはじめ、設計・施工コンサルティング、画像貸出を行い、それらの収益をもとに文化資産の修復までを行なうことで、京都・滋賀を中心とした文化資産所有者との信頼関係を築きつつある。

京野菜の高付加価値化　　　農業生産法人有限会社京野菜村
http://kyoyasaimura.jp/

　過疎化が進む静原地区の農業活性化を目指し、有機栽培に取り組む農家や食品メーカー、流通業者など異業種の五人が集まって設立。市場に流通できないような規格外野菜の有効活用や、高価格で流通数量が限られている京野菜の新たな魅力発信による需要拡大を行い、農家の所得向上を図っている。旬の京野菜で作る年間十種類の京野菜ドレッシングは、現在、自然派レストランやスーパー、ネットショップでヒット商品となっている。今後、京都水尾産の柚子で作ったプレミアムポン酢の販売や、京野菜の宅配サービスにも事業拡大の予定。 

[知恵ビジネスレポート] 京都新聞(9月29日朝刊)掲載