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KYOTO Next Award 2023 受賞者決定 及び 表彰式の開催について

※表彰式・交流会のお申込はこちら

京都府・京都市・京都商工会議所で組織する京都ブランド推進連絡講義会では、次代の京都ブランドとなり得る新たな担い手を発掘・表彰する「KYOTO Next Award」を実施しております。第1回の受賞者が決定いたしましたのでお知らせします。10月16日開催の表彰式で最優秀賞を発表いたします。

1.KYOTO Next Award 2023 受賞者 ※社名五十音順

一般社団法人アーツシード京都 代表理事 あごう さとし 氏
「THEATRE E9 KYOTO劇場 ~100年続く小劇場を京都に!!~」

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【事業概要】
これまで京都は優れた舞台芸術家(演出家や役者等)を生み出してきたが、 2015~17年にかけて京都市内の有力小劇場5軒が相次いで閉館したことを危機と捉え、新たな劇場建設プロジェクトを立案。のべ1,000人を超える個人や企業からの寄付・支援を獲得し、2019年に、京都市立芸術大学からもほど近い東九条地域に、劇場とコワーキングスペース、カフェを併設した複合文化施設をオープンした。

同劇場では、演劇やダンスなどの主催事業や貸館公演のほか、社会人向けプログラム、大学との共同研究、まちづくり活動、若手人材育成、他館との交流・支援など多様な事業を展開し、年間1万人近くが来客。舞台芸術を中心とした京都の文化・芸術の発信に尽力している。

【選定理由】
割安な貸館料金により京都の小劇団を育成するとともに、市民や企業、行政まで巻き込みながら多様な事業とキャッシュポイントを作ることで、小劇場の維持・運営と小劇場文化の継承・発展に挑んでいる。京都の小劇場文化を継承・定着させ、世界に向けた新たな京都ブランドとして育ててもらいたい。


【所在地】京都市南区東九条
【URL】https://askyoto.or.jp/e9


株式会社RE-SOCIAL 代表取締役 笠井 大輝 氏
「鹿肉専門やまとある工房 ~無益な殺傷から有益な経済活動へ~」

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【事業概要】
大学在学中、獣害駆除された野生生物が大量廃棄されている現場を目の当たりにし、獣害被害解決のために起業を決意。2020年10月「京都鹿肉専門やまとある工房」を開業し、食肉処理業・販売業・食肉製品製造業免許を取得。2023年には京都市南区に飲食店もオープンした。

笠置町内の猟師と提携し、野生鹿の生け捕りから生体搬送、活け締め、解体処理、販売まで一貫して行うことで鮮度を保持し、おいしい食肉の提供を実現している。

また、鹿は体重の2030%しか食肉として利用できないことから、内臓や骨、レザーにも着目し、ペットフード事業とレザー事業も開始した。

【選定理由】
劣化しやすい鹿肉の鮮度を保持するための技術や製法、全ての部位を有効活用する商品・事業戦略などにより、事業化の難しいジビエ市場で着実に売上を伸ばし、獣害被害の解決と地域創生に貢献している。自然に感謝し共生してきた日本古来の文化のアップデートと、新たな地域ブランド創造に期待したい。

【所在地】京都府笠置町大字有市
【URL】https://www.resocial-kasagi.com/

2.主 催
 京都ブランド推進連絡協議会(京都府・京都市・京都商工会議所)
  [会長 内田  隆(京都商工会議所 京都ブランド推進委員会 委員長)]

3.KYOTO Next Award 2023 選考委員 ※順不同・敬称略
【委員長】
  内田  隆  京都青果合同株式会社 代表取締役社長兼グループCEO
         京都ブランド推進連絡協議会 会長
【委 員】
  秋元 祥治  株式会社やろまい 代表取締役
         武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 教授
  門脇あつ子  京都リサーチパーク株式会社 代表取締役社長
  北川 一成  グラフ株式会社 代表取締役
  矢島 里佳  株式会社和える 代表取締役

4.表彰式スケジュール
(1)日 時  2023年10月16日(月)17:00~19:30
(2)場 所  京都リサーチパーク東館 1F アトリウム(京都市下京区中堂寺南町131)
(3)内 容  トークセッションでは、受賞者がそれぞれの取り組みを紹介するほか、選考委員とともに、
        これからの京都について意見を交わします。
(4)プログラム(予定)
  17:00 表彰式 
       最優秀賞を発表
       主催者挨拶 塚本 能交(京都商工会議所 会頭)
       授与    西脇 隆俊(京都府 知事)
                門川 大作(京都市長)
       講評    内田  隆(選考委員長/京都ブランド推進連絡協議会 会長)

  17:35 トークセッション
       ファシリテータ― 矢島 里佳氏(株式会社和える 代表取締役)
       選考委員     北川 一成氏(グラフ株式会社 代表取締役)
       受賞者      あごうさとし氏(一般社団法人アーツシード京都 代表理事)
                笠井 大輝氏(株式会社RE-SOCIAL 代表取締役)
                 ※京都商工会議所 京都ブランド推進委員会と共催
  18:20 交流会 ※19:30終了予定

  ※表彰式・交流会は招待者のみの参加になります。

5.KYOTO Next Award 2023 開催概要

■応募対象 
 個人、法人、団体及びその商品や作品、技術、サービスなどで、以下の各項目い該当するもの
 ①日本国内または世界に向けて、京都のイメージアップや課題解決のために、今後貢献することが期待できること。
 ②活動拠点が京都府内にあり、今後も府内での活動を想定していること。

■募集期間 2023年3月29日~5月31日

■応募件数 60件

■表彰基準
[未  来]未来の京都を創る取り組み、もしくは未来の京都ブランドになる取り組みであるか
[課題解決]「京都」(地域)の課題や、身近な不便・不具合を解決する遂行力があるか
[京  都]「京都」(地域)が持っている潜在力、可能性、歴史やその中で育まれた文化・風習、深い精神性等へ
        の理解・想いがあるか

■主  催 京都ブランド推進連絡協議会 表彰委員会
       委員長 塚本 能交(京都商工会議所 会頭)
       委 員 西脇 隆俊(京都府 知事)
       委 員 門川 大作(京都市長)