Q 商工会議所の青年部にご加入なさっていますね。どなたかのご紹介ですか?
上村さん 私は岐阜出身で、京都でのネットワークが薄く、取引先の社長に相談したところ、青年部への入会を勧められたのです。
歴史ある京都では、経営者のつながりが仕事のつながりになることも多いと聞いていましたので、すぐに入会しメンバーの皆さんと積極的に交流を図るよう心掛けました。
Q 司法書士でいらっしゃる上村さんは京都商工会議所の「がんばる経営応援専門家ネットワーク」にも登録されていますね。どのように活用されているのですか?
上村さん 会員事業所の皆さんが、士業専門家に相談を希望される際、専門家選定をお手伝いするためにつくられたものと聞いています。
最初のご相談は、経営支援員を通じて、個人事業を法人化されるお客様からのものでした。司法書士に知り合いがいらっしゃらず、誰に相談しようか迷っておられた時、商工会議所に連絡されたということでした。
ほかにも、先日は業務提携の契約書作成にかかる相談がございました。専門家ネットワークに登録していることによって、京都商工会議所の会員企業の皆さんからお問合せをいただくことも増えています。
商工会議所に入会し、専門家ネットワークに登録することによって、会員の皆さんの信頼が得られているのだと感じています。
Q 商工会議所に求めることはありますか?
上村さん 地域の事業者のよき相談相手として色々な活動をされていることに当初は驚きました。
顧問弁護士や税理士がいらっしゃる事業所はごく一部で、そういう事業所にとって商工会議所はありがたい存在であると思います。
ただ、どんな相談にのってくれるのか、どこで相談できるのかなどご存じでない方が、まだまだたくさんいらっしゃると感じています。
私も機会ある毎に商工会議所へ相談されることをお勧めしていますが、商工会議所においても、今以上に広報活動に力を注ぐ必要があると思います。地域の商工業者に開かれた団体であることをぜひもっとPRしてください。
取材日:2017.1.24