事業の創造、知の創造、整備・支援
京都産学公連携機構

文理融合・文系産学連携促進事業助成対象事業採択状況

平成24年度 文理融合・文系産学連携促進事業 採択事業

研究会名はあと・フレンズ・プロジェクト新商品研究開発チーム
代表者京都府高齢・障害者雇用支援協会 はあと・フレンズ・ストア
ブランドマネージャー兼デザインマネージャー 柊伸江
研究テーマ障害者アートのデザイン化による商品力向上に着目した新商品研究開発プロジェクト
目的障害者アートを活用した新商品開発にどのような可能性があるか、方向性がどうあるべきかなどに関して、市内芸術系大学関係者や地元中小企業等が参画する「はあと・フレンズ・プロジェクト新商品研究開発チーム」を立ち上げ、いくつかのモデル製品の試作を通じて研究することで、その活用方法などを見いだす。
研究会名京都伝統文化再創成研究プロジェクト
代表者京都精華大学人文学部教授 真下美弥子
研究テーマ「京の節分・除災招福7日間」と観光誘致に関する実践的研究
目的京都ならではの伝統文化にあらためて光をあてて再生を促すとともに、京の魅力を対外的に発信して観光誘致を促すための実践的な研究を目的とする。
研究会名亀岡クルべジ育成会
代表者立命館大学衣笠総合研究機構客員教授 柴田晃
研究テーマ二酸化炭素削減環境保全農作物、地域ブランド育成課題研究
目的亀岡地域において、二酸化炭素削減環境保全農産物としての京都亀岡クルべジブランドを育成(生産から販売まで)するための各プロセスにおける課題を抽出し解決する。
研究会名京都学園大学・三煌アグリ連携グループ
代表者京都学園大学人間文化学部教授 山本淳子
研究テーマ『源氏物語』の訴求力分析と、『源氏物語』に関わる京都雅のシンボルカラー『紫』の京都産品の開発
目的『源氏物語』に関する多面的イメージ調査と、京甘藷紫を使用した『源氏物語』に『関わる京都雅のシンボルカラー『紫』をコンセプトにした京都の新定番商品の開発

平成23年度 文理融合・文系産学連携促進事業 採択事業

研究会名人と牛とふる里を育てる放牧畜産研究会
代表者株式会社きたやま南山 代表取締役 楠本貞愛
研究テーマ耕作放棄地と里山を再生する放牧畜産の研究と、放牧畜産を支える仕組みの研究
目的これまで放牧畜産や自給飼料増産などの追及をしてきた研究者が、生産者や飲食業者らと共に情報交換しながら放牧畜産を支える仕組みを研究し、これまでに蓄積された各分野での研究を活かして「環境保全と観光や人材教育にも結び付く持続可能な畜産」のあり方を研究し、関係者がそれぞれの分野の現場にノウハウを落とし込んでいく。また、この研究事業を通して、関係者が連携し、畜産(子牛の誕生から出荷)、流通(食肉センターからの枝肉を精肉に加工)、商品化(牛1頭すべての部位の商品化と販売)についてトータルに学べる教育制度の仕組みづくりも模索する。
研究会名映画産業コンテンツの新ビジネス創出型GPS技術応用研究会
代表者立命館大学 映像学部 准教授 中村彰憲
研究テーマGPS技術のエンターテインメント的用途による映画産業コンテンツの新ビジネスの応用とその集客効果に関する実践的研究
目的本研究会は、映像文化発祥の地とも言える京都太秦を中心に、GPS技術と映像エンターテインメントを観光事業へと応用することによる付加価値の創造を目的として設立された。
研究会名生涯食育プロジェクト実行委員会 小学生部門
代表者平安女学院大学 日本食育・健康研究所 連携研究員 森真理
研究テーマ子ども達の健康を守れ!! 夢の“食育レストラン”開設に向けてー子どもの為の子どもがよろこぶ新食育メニュー開発プロジェクト
目的平成19年度から私どもが実施している中高生対象の”食育健診”でも、血糖値や中性脂肪の高値者が認められている。このような生徒達には、食習慣を改善することでデータの改善が期待できる。食育を成功させるためには、学んだ食事が身近に食べられるような食環境も重要であり、子ども達が喜んで食べられる食育メニューを実体験する”夢の食育レストラン”の開設が望まれる。京都は伝統的な食文化も抱負にあり、地産地消を生かした新しい献立開発を、食育を学んだ子ども達が主体で実施できるようなシステムを構築したい。
研究会名京都山科スイーツ研究プロジェクト
代表者京都橘大学 現代ビジネス学部 准教授 木下達文
研究テーマ地場特産品を利用し「大学と企業」のコラボレーションによる新たな観光資源の開発
目的京都は、他の都市に較べても非常にスイーツに関わる産業が発達している。しかしながら、大学生をはじめとする若年層に対するアプローチが十分とはいえない。また、京都には豊富な洋菓子があるにもかかわらず、「京都の菓子=和菓子」という構図が成り立ってしまっている。そこで、大学のある京都山科の地場産業(とくに山科のぶどう生産)を見直すと同時に、それを利用した新たなスイーツ(洋菓子)の開発を地元企業と連携して開発するものである。また、商品開発のみならず、広く内外にプロモートするメディア開発をも視野に入れている。

平成22年度 文理融合・文系産学連携促進事業 採択事業

研究会名京野菜の有効利用に関する研究会
代表者京都精華大学 人文学部 講師 田村有香
研究テーマ京の食文化、”もったいない”を実践するための未利用野菜で作るシート加工食品の開発
目的京料理は日本を代表する料理方法である。京料理には京野菜が欠かせず、平安時代から栽培されている品目も多い。京料理は食材を無駄にせず、全てを使い、調理場から生ごみを出さない教えが伝統となっている。
食材が豊富な現在、伝統的な手法も調理現場では少なくなりつつあるとともに、圃場または調理場で利用されない部位(未利用野菜)が大量に存在する。本研究会では、伝統的な紙漉手法を取り入れ、未利用京野菜をシート状に加工して新たな用途を開拓する。これまでに、野菜のみの無添加でシートを作り、実用化した例はない。さまざまな京野菜で野菜シートを作成し、食品としての可能性をプロの料理人が見極め、未利用京野菜を新たなシート加工食品として実用化・事業化することを本研究の目的とする。さらに、京都でビジネスモデルが確立できた後には、全国各生産地の未利用農産物についても、システムを応用して活動を展開していきたい。
「もったいない」という言葉は、世界の環境用語として発信されている。この活動を通じて、「もったいない」を実践し、時代への啓発と継承を行う。
研究会名LLマンガ開発研究会
代表者京都精華大学 マンガ学部 准教授 吉村和真
研究テーマ”LLマンガ”=「障がい者にやさしく読めるマンガ」の調査および書籍出版のモデル開発
目的文字が十分読めない、あるいは生活年齢に合う本の内容の理解が難しい知的障がい者に、絵の多いマンガ作品は好まれ、多く読まれている。しかし、一般に「わかりやすい」と思われているマンガは、実は独特かつ複雑な文法を要し、知的障がい者には理解が容易でないことが多い。その結果、大人になっても簡単な子ども向けのマンガしか読めない、大人向けの生活年齢に合ったマンガが読めないという問題が起きている。
 現在、スウェーデンでは、「LLブック=やさしく読める本」という理念が提唱され、知的障がい者を対象に、それぞれの生活年齢と障害の程度に応じて、年間30冊以上のさまざまな書籍が出版されている。翻って日本では、知的障がいを持つ当事者たちの読書の実態はほとんど知られておらず、ましてや「こんな本を読みたい」という要望をすくい上げる機会も少ないため、彼らを対象とした書籍はおよそ見当たらないのが実情である。
 こうした状況を踏まえ、まず彼らの「読んでいる本」と「読みたい本」を調査する。その調査結果を反映し、書籍の企画・編集・制作を行っている企業と連携し、彼らを対象としたマンガ作品(”LLマンガ=やさしく読めるマンガ”)のモデルを開発する。そのうえで、実際に試作マンガを読んでもらい、面白さやわかりやすさの臨床調査を実施する。
 最終的には、上記の調査結果を受け、「障がい者にやさしく読めるマンガ」の潜在的な需要を掘り起こすとともに、新分野での書籍出版の可能性を模索し、一般書籍としての出版を目指す。 ※LL…Lattlast:スウェーデン語で「やさしく読みやすい」という意味
研究会名高瀬川開削400年記念映画製作調査活動研究会
代表者有限会社 関西プロデュースセンター 代表取締役 寺島鉄夫
研究テーマ高瀬川開削400年記念映画製作調査活動
目的平成23年(2011)に京都市内の東に流れる高瀬川が開削400年の記念の年にあたり、平成26年(2014)に角倉了以の没後400年になる。 了以は信長・秀吉・家康と時代が変わり天下の舞台が京都から江戸(関東)に移った為、京都の凋落に歯止めをかけ、都市機能を強化して、京都の発展の基盤強化など、京都の未来をかんがえて、現在の高瀬川を開削した。この高瀬川の歴史と現在と未来を素材に、水と都市づくりを市民、特に子供たちとともに未来を考える映画製作の製作調査活動を目的とする。
研究会名KYOTO STREET FASHION 構想研究会
代表者立命館大学 映像学部 教授 細井浩一
研究テーマ産学公連携によるKYOTO STREET FASHION の可能性と事業化について
目的ストリートファッション※と呼ばれる若者の新しいファッション文化、特に「ロリータ服」と呼ばれる国内外に特定のファン層を有するファッションを対象とし、以下のテーマを検討する。  1)京都を新しいロリータファッションの情報発信地として、国内外のファンによる聖地化の可能性を探る、2)京都ならではの伝統工芸や物づくり、和装文化とのコラボレーションによる「和ロリータ」の可能性を検討する、3)革新的な情報通信技術を利用したストリートファッションに適合するビジネスモデルと市場展開の研究を行う。また、4)京都の地域性を活かしたストリートファッションのコミュニティを形成する事で、衣料業界のみではなく観光、飲食および関連産業の活性化を目指す。
※ストリートファッション(street fashion)とはファッションデザイナーやアパレル企業がつくり出すファッションではなく、それぞれの時代・社会や文化を背景に、街に集まる若者たちに実際に支持され、発信されるファッションのこと。(『ストリートファッション1945-1995』アクロス編集部・パルコ出版)
研究会名地域イベント振興・環境ビジネス促進研究会
代表者京都大学 大学院経営管理研究部 附属経営研究センター長 原良憲
研究テーマ地域スポーツ・イベント振興と環境(リサイクル・リユース)ビジネス促進に関するビジネスモデルの構築
目的バスケットボール、サッカー、野球などの地域スポーツ・イベント振興と、レアメタル回収を含むリサイクル・リユースなどの環境ビジネス促進という、一見異なる2つの市場での取引(両面市場での取引)を円滑に促進させるビジネスモデルの構築とその実証・実用化研究とを目的とする。
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平成21年度 文理融合・文系産学連携促進事業 採択事業

研究会名モノづくり中小企業活性化研究会
代表者京都リサーチパーク(株)  代表取締役常務 橋永雅夫
研究テーマデザイン戦略による再生医療分野におけるモノづくり中小企業の活性化
目的モノづくり中小企業の再生医療の周辺分野(装置や材料開発、試作や加工)への新規参入支援
研究会名マンガレストラン設立構想研究会
代表者京都国際マンガミュージアム 事務局長 上田修三
研究テーマ「マンガコンテンツを活用した食文化とのコラボレーション」による新たな飲食事業展開の可能性調査
目的マンガミュージアムが有するマンガ研究ノウハウや料理漫画作家との連携をベースに、食文化とマンガコンテンツのコラボレーションの可能性を調査・研究し、これまで日本や世界に存在しなかった、マンガと飲食事業が融合したまったく新しい実現可能な事業展開策を模索する。この研究結果を受けて、最終的には、独立した「マンガレストラン(仮称)」を1店開業するところまでを目標とする。
研究会名「駅中おみやげ」創出研究会
代表者(社)京都産業会館 専務理事 石田達
研究テーマ産学公連携による京都市営地下鉄「駅中おみやげ」の創出
目的産業界(菓子・印刷業界),産業支援機関((社)京都産業会館),芸術系大学,行政(京都市交通局)の連携による京都市営地下鉄「駅中おみやげ」の創作スイーツの開発・販売を通じて, ・新事業の創出による京都の菓子業界の活性化
・芸術系大学の産学公連携の促進
・芸術系大学生の人材育成
・京都市営地下鉄の増客・増収対策への寄与
を図る。
研究会名住環境疾病予防研究会建築部会
代表者京都大学大学院農学研究科 准教授 藤井義久
研究テーマ京都産木材や自然素材でつくる快適空気質の京町屋の普及システムの開発
目的近年、建材や家具などから放散される化学物質や気密性の向上と生活習慣による室内空気環境の悪化が原因で引き起こされる疾病(シックハウス症候群や化学物質過敏症)への取り組みが本格化しつつある。しかしこの住環境疾病の発症のメカニズムは解明されておらず、診断と治療の方法についても課題が多い状況にあり、一説には数百万人とも推定される多くの人々が体の不調を訴える現実が確かに存在している。
このような状況を踏まえ、京都府下に拠点をおく医療、建築、環境分析・改善技術関連の研究者や行政関係者が連携し、住環境が健康に与える影響を明らかにし、これを低減するための対策を考究することが本グループ(住環境疾病予防研究会)の目的である。
さらに本研究会の建築部会は、本会の建材や建築関連の研究者や技術者によって構成される部会として、本年度より発足し、住環境疾病の予防だけでなく、安全・安心・快適で、住み手の健康増進に寄与する居住環境を創造及び普及することを目的としている。
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平成20年度 文理融合・文系産学連携促進事業 採択事業

研究会名まちの「灯りイベント」研究会
代表者京都橘大学 現代ビジネス学部都市環境デザイン学科 教授 織田 直文
研究テーマ灯りを活かした地域活性化イベントのあり方に関する研究
目的近年、全国各地で夜の「灯り」を活かしたイベントが増えてきている。本研究会では、近畿圏における主要な灯りイベントの比較検討調査をはじめ、全国の灯りイベントの動向を把握し、まちづくりにおける灯りイベントの意義を考察する。また、ケーススタディとして、2009年秋に伝統産業品である清水焼を活用した山科の灯りイベント「陶灯路」を実施し、アンケート調査やインタビューによる評価分析を行い、総括の結果を報告書として作成する。これにより、地域活性化手法の一つとしての灯りイベントの評価と課題の整理によって今後のあり方に関する提言を行う
研究会名ハスの実の食品機能性を活かした茶菓製造プロジェクト
代表者京都府立大学 生命環境学部 准教授 中村 考志
研究テーマハスの実の食品機能性を見いだした上でそれを活かした京都独自の茶菓の開発
目的城陽市近郊の湿地帯ではハスを観賞植物として栽培しており、ハスの実の利用はなく廃棄されている。京都府立大学で京野菜の食品機能性を見出した手法を利用して、まだ試験されていないハスの実から成分を抽出し、発がん抑制にかかわる3種類の食品機能性(抗変異原性、細胞間連絡回復作用、分化誘導作用)と老化予防に関わる抗酸化性の4種類の食品機能性について新たな作用を見出す。さらに、城陽商工物産協会と連携しながら、この作用を増強させる加工方法を検討し、おいしく健康増進につながる京都独自の茶菓を開発するとともに、源氏物語に登場するハスの花にちなみ、千年紀とも関連させた加工品の販売方法を考え、城陽市の新しい特産品の作出を目指す。
研究会名「水源の里」地域農産物ブランド化研究会
代表者京都府立大学 生命環境科学研究科 教授 宮崎 猛 氏
研究テーマ「水源の里」地域における農産物・加工食品の地域ブランド化
目的過疎化・高齢化した農村集落である限界集落は、安全・安心な農産物の生産に適した地域(「水源の里」地域)である。この地域の活性化を図るべく、数年前より、京都府による「ふるさと共援組織」の活動や綾部市による水源の里条例に基づく活動がそれぞれ実施されている。これら京都ならではの取り組みを踏まえ、京都らしい次の対策を検討するために、地域イメージと対象製品を確定する現地調査・研究会を行う。また、京都府内の農産物関連中小企業と連携した「水源の里」地域における京野菜等の農産物・加工食品の地域ブランド化の社会実験としてコミュニケーションマーケティングの手法を用いた直売会をそれぞれ実施する。
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平成19年度 文理融合・文系産学連携促進事業 採択事業

研究会名京都コミュニティ放送活性化研究会
代表者龍谷大学 経済学部 准教授 松浦 さと子
研究テーマ地域メディア「コミュニティ放送」における市民の情報発信支援およびネットワークの構築
目的近年、地域活動を行なっている個人および団体が、地域情報についてインターネットや地域メディア「コミュニティ放送」を通して情報発信するケースが増えているが、それぞれが独自に活動しており、枠を超えての交流は希薄である。この研究会では、相互の枠を超えて情報交換や意見交換することのできる研究会などを実施するとともに、情報発信に必要な知識と技術を習得できる講座を開講することで、地域リーダー、番組コーディネーターなどの人材が生まれ、市民のコミュニケーション・情報発信力を飛躍的、総合的に向上させることを目指す。
研究会名特定非営利活動法人 防災デザイン研究会
代表者京都大学 防災研究所 巨大災害研究センター 教授 林 春男
研究テーマ防災ピクトグラム・サインの調査研究開発および防災教育コンテンツ調査研究開発
目的災害に強い人づくり、まちづくりのためのデザインおよび教育コンテンツの研究・開発を行い、市民の防災力向上に寄与する。また、災害に強いひと・まちづくりに関する出版、講演等に関わる事業を展開し、新たな防災情報の事業家を目指す。
研究会名京都ーパリーローマ創造的ものづくりネットワーク研究会
代表者京都造形大学 近代産業遺産アート再生学会 理事 中森 健
研究テーマ姉妹都市交流における文化資産の分析と国際文化コミュニティ・ビジネスの創出
目的国際都市における創造的産業創出の競争が激化する中、新たな価値の創出と新産業育成に取り組んできている。本研究会は、姉妹都市交流により蓄積された抽象的資源(感性価値・人的交流等)を観光資源へと再生する取り組みであり、ICT技術を活用した新しい国際文化産業コミュニティの形成と国際文化ビジネスの創出を目的とする。
研究会名「京都エコスタイル」評価・発信研究会
代表者株式会社Hibana 代表取締役 橋本 直子
研究テーマ「京都エコスタイル」の定義付け、評価基準・方法、コンクールの設計等を行い、「京都エコスタイル」をコンセプトとしたコンクールの提案・事業化を行う
目的京都のものづくりに内在するエコスタイルをコンセプトに、製品コンクール・アイデアコンクールを開催することで、京都ならではの環境価値を顕在化させ、これらを体現する製品や、環境価値と共に付加価値が高まる製品作りを推奨し、新たなブランド形成を諮る。
研究会名地域資源活用研究会
代表者京都工芸繊維大学 地域共同研究センター 准教授 中森孝文
研究テーマ知的資産経営による効果的な地域資源活用方策の検討
目的地域の産業界に蓄積された技術やノウハウ、顧客ネットワークやブランドなどの無形の資産を抽出し、それらの活用戦略の検討を経て、地域産業の継続的な発展に向けたプロジェクト提案を目指す。具体的には、伝統産業をターゲットに、知的資産経営のノウハウを活用し丁寧な資産分析をすることで、産地の持続的な発展に寄与する競争力のある新事業の確立に向けた地域資源の活用方策を検討する。
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平成18年度 文理融合・文系産学連携促進事業 採択事業

研究会名臨床教育支援システム研究会
代表者京都橘大学 看護学部 教授 岡崎美智子
研究テーマ看護師の臨床教育支援システムソフトウェア開発のための事例検討
目的看護師の臨床判断能力を促進するための臨床教育支援システムソフトウェアの開発に向けて、さまざまな健康障害にある臨床事例を、学術、臨床実践、情報技術、経済の視点から多角的に分析し、臨床教育支援システムソフトウェアの基礎的な資料を作成する。本研究会の効果は、研究活動を基盤として開発される臨床教育支援システムソフトウェアが商品化され、全国販売されることにより、地域経済の発展に貢献することである。さらに、当ソフトウェアの臨床適用が、患者個々に対する的確な看護援助の実践に必須となる看護師の臨床判断能力を高め、看護サービスの質を向上することで、保健医療に対する市民のニーズに応える。
研究会名京都ものづくり中小企業の縁むすび事業研究会
代表者龍谷大学 経済学部 助教授  辻田 素子
研究テーマ大企業退職者を利用した、京都のものづくり中小企業支援モデルの構築
目的ものづくり中小企業の活性化手段として、異なる経営資源を組み合わせた企業間連携や大学等との連携によって、新事業の創出などに取り組むことが有効であるといわれている。本研究会では、具体的な事例研究を通じて、マッチング事業が「成功する条件」や「成功にいたるプロセス」を明示化することによって最適なマッチング事業のモデル構築を目指すとともに、民間企業によるマッチング事業の展開や中小企業支援の民間委託化など、中小企業支援に関する事業化可能性を検証する。より広範なニーズに応じたマッチング支援システムを提案することで、最終的には、京都のものづくり企業の存続、発展に資することを目指す。
研究会名野食研究会
代表者NPO法人KGC 理事長 柴田有三
研究テーマ一般的に食材として認知されていない動植物の食材への応用、及びその普及
目的現在、日本全国における地域独自の食文化が失われつつあり、その多様な食文化の保存・普及が地域再生において必要とされている。また、大規模な天災・人災対策の一環として、食材の選択肢を増やすことによる食糧危機に備える取り組みも注目されつつある。以上の社会背景をもとに、一般的に食材として認知されていない動物(昆虫を含む)・植物の食材としての応用可能性を検討し、かつ広く普及するための方法を探ることを本研究会の目的とする。
研究会名京都学生ジョブコーチ研究会
代表者立命館大学 人間科学研究所所長 文学部教授 望月 昭
研究テーマ大学を地域資源とした障害者の就労援助を通じた京都活性化プログラムの開発
目的知的障害、ひきこもり、あるいは精神障害などの広義の障害を有する個人の就労支援をサポートする「学生ジョブコーチシステム」を通じて、障害者と青年層の雇用を促進させるビジネスモデルを構築する。このシステムを京都地域の多くの中小企業での普及を図り、大学生のキャリア形成の視点を研究調査することで、青年層の就労意識の活性化や連携機関である企業のイメージアップにつながり、ひいては京都の地域産業の活性化に貢献することを目的とする。
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平成17年度 文理融合・文系産学連携促進事業 採択事業

研究会名西陣3次元映像プロジェクト
代表者西陣織工業組合 副理事長 山崎清一郎
研究テーマ和装文化の振興及び伝統技能の保存・継承のための西陣3次元映像研究・開発事業
目的京都大学の町家キャンパスの第1号として、西陣織会館に開設した3次元映像撮影スタジオを活用し、3次元映像のサンプル撮影のデータを集積することで、本システムの性能評価を行い、システムの改良・発展につなげるとともに、3次元映像でしか不可能な、微妙かつ複雑な動きを捉える性能を活用し、和装文化の振興および伝統技能の保存・継承に資する。
研究会名光インスタレーション研究プロジェクト
代表者京都精華大学 表現研究機構 研究事業部 部長 上田修三
研究テーマ光インスタレーションツールの研究・開発
目的新しいしくみの万華鏡(※1)をもとに、これをメディアアートコンテンツの視点からとらえて、「光のインスタレーションツール」としての共同研究・共同開発を行う。これまでにない光のインスタレーションツールの開発から、これを利用した商品化を目指すことを本研究会の目的とする。 (※1)従来の様な万華鏡のきれいな映像を小さい筒の中で見るのではなく、これを筒の外側にむけて、表現しようとするものである。要(かなめ)は、特別な粘度をもつ液状の流体物とこれを反射させる為のLED光源を活用したもの。
研究会名京都中小企業CSR研究会
代表者立命館大学 政策科学部 助教授 服部利幸
研究テーマ京都・中小企業の持続的発展を推進するCSRフレームワークの研究開発
目的近畿青年税理士連盟京都支部と共同で優良ベンチャー企業・優良老舗企業に伝わる経営倫理・理念・経営感覚・経営戦略などを企業の社会的責任(CSR)という観点から明らかにすることで、低成長時代を生き抜くためのCSRフレームワークを創出する。これを京都地域の多くの中小企業に普及させることで、社会的健全かつ持続的発展を可能とする企業経営基盤の確立と変化の激しい国際競争時代への対応力強化を推進し、京都地域の産業全体の活性化に資することを目指す。
研究会名伏見新エネルギー研究会
代表者龍谷大学 経済学部 教授 松岡憲司
研究テーマ京都南部地域における新エネルギー利用の促進と地域経済活性化のモデルの検討
目的風力・太陽光・水力等の新エネルギーに関連した地元中小企業の活性化を図るとともに、新エネルギーの活用方策を検討し、「伏見」が新エネルギー利用のモデル地域となるための方策を検討することを目的とする。具体的な検討事項として、地域における新エネルギーの活用方法、環境意識の啓発を目的とした「環境証書」の発行等を検討し、地域の環境コミュニティー創出のためのモデルとなることを目指し、地域における新エネルギー利用の促進と地域経済の活性化との両立を図ることが可能な「地域環境促進モデル」の構築を目指す。
研究会名京都日本酒クラスター研究会
代表者同志社大学 社会学部 社会学科 助教授 藤本昌代
研究テーマ京都伏見の日本酒製造業を中心とした産業クラスターの「動的持続性」に関する社会学的研究
目的京都伏見の日本酒製造業者とそれを取り巻く産業連関及び社会的環境の事例研究を通して、産業クラスターのプロトタイプを抽出することを第1の目的としている。それと同時に、社会的貢献の試みとして、京都伏見日本酒クラスターの文化的価値を明示化し、伏見地域産業界の付加価値創出及び京都府の観光資源へと展開させる。
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