第三者承継

大山崎商工会と当センターの連携で 創業希望者との第三者承継が成約

譲渡契約を交わした千足さん〈中央左〉と竹内さん（中央右〉と京都中央信用金庫の仲川さん（左端）

ヨガスタジオブルーコスモスの経営者 竹内有子さんは、2016年12月にヨガスタジオを創業し会員を順調に増加させてきたが、事情により他県への移住が決まり年内の廃業を決意。前年に受けていた補助金の返還手続き相談のため大山崎町商工会を訪問した際、事情を聴いた同商工会の職員からの紹介で、2022年8月末、当事業承継・引継ぎ支援センターを訪問された。

お互いのヨガの流派や指導方針等にも共感

事業が引き継がれたヨガスタジオ ブルーコスモス

代表者の竹内さんは、これまで支えてもらった会員へ迷惑を掛けられないので、引継ぎ希望者がいれば事業を譲りたいとの意向。しかし3月末の移住が決まっており後継者が見つからなければ年内に廃業する予定であった。代表者の竹内さんはこれまで支えてもらった会員へ迷惑を掛けられないので、引継ぎ希望者がいれば事業を譲りたいとの意向。しかし3月末の移住が決まっており後継者が見つからなければ年内に廃業する予定であった。

お互いのヨガの流派や指導方針等にも共感

相談の切っ掛けとなった大山崎町商工会

トップ面談により双方で流派、指導方針等も共感することができるなどスムーズに話が進み、並行して大山崎町商工会を通じて補助金返納免除に関する手続きも進めたところ、2022年12月15日に事業譲渡契約の締結。（2023年2月1日に譲渡完了予定）現在後継者が代表者の想いと多くの会員の引継ぎを進めている。

事業承継・引継ぎ支援センターでの対応内容

ヨガスタジオ ブルーコスモス 入口

①現状把握と課題の抽出・整理、課題解決支援
②京都中央信用金庫と連携して後継者探索支援
③後継者と引継ぎの取り纏め、手続き支援
④事業譲渡契約書の作成における助言等の支援による
　外部専門家（公認会計士）の活用

ひとこと

ヨガスタジオ ブルーコスモス スタジオ内

今回は大山崎商工会が廃業を予定していた会員を、京都府事業承継・引継ぎ支援センターへ繋ぎ、連携機関である京都中央信用金庫からも速やかに後継者をご紹介頂くことが出来、各支援機関の真摯で丁寧な対応が、短時間での事業承継に繋がったケースである。何よりも廃業を予定していた地域の事業者が、経営者の想いと共に地域の創業希望者によってバトンを繋げることが出来た、非常に良い支援事例といえる。

　　　　　　（京都府事業承継・引継ぎ支援センター 統括責任者代理 重野 利明）