京都ブランド推進連絡協議会(京都府、京都市、京都商工会議所)は、「京都ブランド」にさらに磨きをかけるとともに、京都の「都市格」を向上させるため、様々な事業に取り組んでいます

京都ブランド推進連絡協議会

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これまでの受賞者・授賞式 2014

京都創造者大賞 2014

各賞受賞者

京都創造者大賞

西陣織工業組合
「西陣織をはじめ、和装の美しさ、歴史等を広く発信」

西陣織
・1885年 西陣織物組合 設立
・1967年 西陣500年記念式典挙行
・1973年 西陣織工業組合 設立
(西陣織物、西陣着尺織物、西陣毛織の3工業組合合併)
・1976年 西陣織会館 開館
西陣織西陣織

【事業内容】
組合員の相互研鑽を図る展示会の開催や技能者育成に加え、証紙・商標により500有余年の歴史を誇る「西陣」「西陣織」の産地ブランド化や 意匠保護に早くから取り組み、和装業界の振興に尽力している。組合が運営する西陣織会館には、年間30万人以上が入館し、きものショーの上演、西陣織の実演などを実施し、和装の美しさや歴史などを広く伝えている。きものショーについては、1954年以来、年末年始を除き無休で開催し、外国人観光客の人気スポットの1つにもなっている。

【審査講評】
西陣織の組合の歴史は長いが、「西陣」の名がうまれて500年目の1967年 に、多様な業種の協業体制を大きくまとめあげ、新時代を画された。以来、証紙や商標による産地ブランド化への取り組み、西陣織会館での「きものショー」実施や「西陣織の実演」により、国内外の観光客やきものファンを魅了するなど、長年にわたる創造的な活動の積み重ねにより、和の装いの世界を支えられたことを高く評価し、大賞を呈することとした。日本を代表する織物産地西陣は、多彩な京文化が凝縮する地域であり、同組合の活動が京都経済に及ぼす効果も大きい。今後とも、「西陣」「西陣織」という比類なき京都ブランドを国内外へ広められ、都市格向上に寄与されることを期待している。


京都創造者賞

もてなし・環境部門

赤煉瓦倶楽部舞鶴

特定非営利活動法人 赤煉瓦倶楽部舞鶴
「舞鶴市内に残る赤煉瓦建造物の保存・活用のための活動」

・1991年 赤煉瓦倶楽部・舞鶴 発足
・1991年 赤煉瓦ジャズ祭を初開催。2010年まで20回開催
・1993年 舞鶴市立赤れんが博物館オープン
・1994年 舞鶴市政記念館オープン
・2008年 北吸地区赤煉瓦倉庫群7棟、国重要文化財指定
・2012年 舞鶴赤れんがパーク完成グランドオープン

【主な受賞歴】

・1994年 産業考古学会 産業遺産保存功労者表彰受賞
・2001年 舞鶴ユネスコ協会 文化賞受賞
・2003年 都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」国土交通大臣表彰受賞
・2004年 京都府市町村自治功労者表彰受賞
・2010年 第3回ティファニー財団賞伝統文化振興賞受賞
・2011年 自治体学会 第1回田村明まちづくり賞受賞

【事業内容】
舞鶴市との地道な協働による保存活動の他、市内外の建物調査・研究、シンポジウム、ジャズ祭、アートイベントの開催及びライトアップ等の実施や赤れんがフェスタへの参画など様々な取組みを行っている。また、全国組織「赤煉瓦ネットワーク」の運営に関わり、赤煉瓦に縁のある都市と交流し、各地の保存運動を支援する活動等を行っている。赤煉瓦建造物の保存と価値向上で新しい観光スポットの創出と街づくりに貢献している。

【審査講評】
舞鶴の赤煉瓦建造物の保存活動は、舞鶴市役所の有志者が始められ、舞鶴市民の共感や参画を得ることで次第に大きな流れとなり、「舞鶴赤れんがパーク」の実現に至った。この草の根活動に支えられた創意溢れる文化事業の積み重ねを評価し、もてなし・環境部門での創造者賞を呈することとした。市民の憩いの場であるとともに、「海の京都」の玄関として、舞鶴の文化と観光の創造の拠点となるよう、さらなる持続発展を期待している。


アート・文化部門

大船鉾

公益財団法人四条町大船鉾保存会
「「大船鉾」の復興に尽力」

・2010年 法人設立、公益認定を取得
・2011年 祇園祭山鉾連合会に正式参加
・2012年・13年 唐櫃にて山鉾巡行に参加
・2014年 150年ぶりに大船鉾を山鉾巡行に復帰させる
(古式に習い、後祭巡行の最後尾を務める)

【事業内容】
四条町(新町通四条下ル)に所在し、幕末までは後祭のしんがりを巡行した由緒ある鉾。1864年の蛤御門の変によって船形の木組みや車輪等の構造部分を焼失、以来「休み鉾」として「居祭」を継承してきた。
焼失150年目にあたる2014年の山鉾巡行より復帰。
鉾の復興には、京都の経済団体からの本体木組みや屋形の寄贈、菊水鉾の退役車輪等を譲り受けたほか、全国から1000名を超える篤志家の寄付を集めた。

【審査講評】
大船鉾は今夏の祇園祭の後祭の山鉾巡行で150年ぶりの復興を果たした。千年以上にわたる祭りの格を守りつつ、現代工芸の粋を凝らして鉾を復興するということは、多くの関係者の長年にわたる創意溢れる活動の膨大な集積と調和ある統合があってのこと。その点を評価し、アート文化・部門での創造者賞を呈することとした。今はまだ白木の屋形に、やがて飾り金具や漆塗りなどの装飾も施され、大船鉾がさらに輝きを増す日が待たれる。


企業部門

農業生産法人 こと京都株式会社

農業生産法人 こと京都株式会社
「京都の伝統野菜の安全安心な生産と消費の拡大による農業の6次産業化モデルを確立」

・2002年 有限会社竹田の子守唄設立、城南宮工場完成
・2003年 美山養鶏場完成
・2007年 こと京都株式会社に社名変更
・2010年 横大路本社新工場完成
・2012年 九条ねぎ加工品開発(葱油・ドレッシング・乾燥葱等)

【主な受賞歴】

・2008年 京都府農林漁業功労者賞受賞
・2013年 第5回農業・食料産業イノベーション大賞受賞
・2013年 第1回地場もん国民大賞「京の九条の葱の油」審査員賞受賞
・2013年 第1回6次産業化優良事例表彰 農林水産大臣賞受賞

【事業内容】
従来の農法ではなく、生産から加工、流通に至るまで一貫体系で行う農業の6次産業化モデルを確立。とりわけ京都の食文化が色濃く反映され、種まきから収穫まで1年を通じて栽培できる「九条ねぎ」に着目し、周辺の生産者と契約することにより安定的に生産することに成功。カットねぎにすることで加工品扱いとなり、売り手主導の価格決定を実現。その他、九条ねぎを軸とした加工食品の開発に取り組む。

【審査講評】
同社のビジネスモデルは、少子高齢化社会を迎え、農業の担い手や食糧自給率が減少する中、提携農家を拡げながら、生産計画に基づき、安全安心な食材の安定供給に努めるとともに、国内農業の革新につながるものであり、企業部門での創造者賞を呈することとした。全国のねぎを取り扱う子会社「こと日本株式会社」による展開も注目され、京野菜をはじめ各地産野菜の個性を保つ工夫も含めて、今後のさらなる発展を期待している。


未来への飛翔部門

「京のエジソンプログラム」推進協議会

「京のエジソンプログラム」推進協議会
「ホームタウン京都に、夢と感動を提供し、京都のスポーツ文化発展に貢献するプロバスケットボールチーム」

・2004年 「京のエジソンプログラム」推進協議会発足
乙訓教育局管内小・中学校の希望校に出前授業開始
・2010年 府内のものづくり企業等へ体験学習を開始

現在まで 延べ130回
総参加人数 9,000人


【主な受賞歴】

・平成18年 キャリア教育充実発展の尽力により文部科学大臣表彰

【事業内容】
理科離れが指摘される子どもたちの科学に対する意識を高め、これからの科学技術を担う人材の育成に資することを目的に、平成16年に「京のエジソンプログラム」推進協議会が発足。京都に本社を置くメーカーの会社見学や職場体験、科学教室など、ほんものの技術、ものづくりの面白さを伝える多彩なプログラムを向日市・長岡京市・大山崎町の小学生に対し、年間20回程度実施。「青少年と科学の会」(事務局:(公社)京都工業会内)・乙訓管内教育委員会(向日市・長岡京市・大山崎町)・乙訓教育局により組織し、産業界と教育界が手を組む画期的な取り組みでもある。

【審査講評】
乙訓地区の小学生が未来の科学者、技術者に育つことを願い、10年にわたり、教育界と産業界が共同で企画し、同地区や京都市内の先端科学技術の現場へ子どもたちを招き、ものづくりを実体験させるなど、ユニークな教育の場を提供してきた。創造性をはぐくむこのような活動の持続に対して、未来への飛翔部門の創造者賞を呈することとした。「京のエジソン」たちのために、活動の輪がさらに広がることを期待したい。


応募状況

募集期間:平成26年4月1日(火)~同年5月30日(金)

248件(自薦 26件 / 他薦222件)

もてなし・環境部門 47件 (自薦2件/他薦45件)
アート・文化部門 85件 (自薦11件/他薦74件)
企業部門 70件 (自薦8件/他薦62件)
未来への飛翔部門 46件 (自薦5件/他薦41件)

選考状況

・選考委員会 平成26年7月9日
・顕彰委員会 平成26年7月25日

授賞式

・日 時 平成26年9月11日(木)午後2時~同4時30分
・会 場 龍谷大学響都ホール校友会館
京都市南区東九条西山王町31アバンティ9階
・プログラム  
ザイラーピアノデュオ 2012年京都創造者賞
「アート・文化部門」受賞者
 
開会の辞 京都創造者大賞顕彰委員会 委員長 千 玄室  
講評 京都創造者大賞選考委員会 委員長 横山 俊夫  
記念講演(対談) 「京都から世界へ―創造の現場―」
笹岡 隆甫 氏
(尾華道「未生流笹岡」 家元)
名和 晃平 氏
(彫刻家、SANDWICHディレクター)
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